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「傷つかないと謝罪不要」 杉田氏差別投稿 再び正当化図る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党の杉田水脈衆院議員は、山口市内で21日までに行われた年頭記者会見で、アイヌや在日コリアンを侮辱した自身の非人道的な投稿に関し「差別するつもりは一切ない」と改めて正当化を図った。「どなたも傷ついていないのであれば、謝罪する必要はないのではないか」とも述べ、謝罪表明が口先だけだったことをにおわせた。当事者らの間で「レイシズム(人種差別主義)をあおる挑発的な態度で、看過できない」との批判が広がる。
 記者会見は15日に行われた。差別投稿に対する札幌、大阪の両法務局による人権侵犯認定が明るみに出た昨年9月以降、杉田氏が会見に臨むのは初めて。