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工事車両143台 石材投入続く キャンプ・シュワブ


工事車両143台 石材投入続く キャンプ・シュワブ プラカードを掲げて抗議する市民ら=日午前9時分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は22日も大浦湾側の海中へ石材投入を進めた。米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、新基地建設に反対する市民らが座り込みなどで抗議した=写真。
 大浦湾側では、午前から石材を重機で海中に投入する作業が確認された。午後には運搬船から台船への移し替えも行われ、台船に石材が積まれた。
 キャンプ・シュワブのゲート前では、午前9時ごろから3回の抗議活動に延べ117人が参加。市民によると、同日は143台の工事車両が石材や重機などを基地の中に運搬した。
 県退職教職員会の仲間と毎週月曜日に抗議に参加する、元中学教員の當間嗣朝さん(81)=南城市=は「10年ほど参加している。僕らにできることは抵抗すること。継続していくしかない」と力を込めた。強風により、海上での抗議行動は中止となった。