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石材洗浄徹底や 工事中止求める うりずんの会、防衛局に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議と県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は22日、嘉手納町の沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、県との実施設計に関する事前協議が終了するまでの大浦湾の工事中止や、工事に使用する石材の洗浄を徹底することなどを求め要請書を手渡した。
 伊藤局長は、工事に着手した海上ヤードが事前協議の対象外であることや、採石場で150秒間の石材の洗浄を実施していると説明。海上ヤード整備箇所の周囲の監視調査では、基準を超える濁りは確認されていないことなどを伝えた。
 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは、海上ヤードが事前協議の対象外となる根拠について質問した。伊藤局長は「協議の対象は大浦湾側の護岸等のうち、今まで協議をしていないものだ」と述べるにとどめた。
 同会議は沖縄防衛局前広場で「政府の違法工事を許さない抗議集会」も開催した。 (福田修平)