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宮古陸自の参拝 「事実関係確認」 官房長官


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会が、陸上自衛隊宮古島駐屯地の隊員約20人が1月上旬に公用車を使用して市内の神社を参拝したとして抗議声明を発表した件で、林芳正官房長官は21日、「防衛省において事実関係を確認している」と述べた。
 記者団から、事実関係の確認や「憲法上の政教分離」「事務次官通達」などの違反の可能性についても認識を問われて答えた。林氏は防衛省内で調査している点を踏まえ「服務規律に違反する行為があった場合には、防衛省において適切に対応される」と述べた。
 自衛隊員の参拝について「私人の立場で行われる神社への参拝については、個人の信教の自由に関する問題で、政府として立ち入るべきものではない」との認識も示した。 (安里洋輔)