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「税金を能登に」 市民ら50人抗議 シュワブゲート前


「税金を能登に」 市民ら50人抗議 シュワブゲート前 米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んで新基地建設の工事に抗議する市民ら=26日、名護市辺野古
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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、26日も早朝から、市民が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で新基地建設に抗議した。同日、市民延べ50人が抗議行動に参加。「違法工事、阻止」「子どもたちに基地のない沖縄を!」などのプラカードを掲げたり、ゲートに座り込んだりして工事中止を訴えた。
 市民によると、同日は計139台の工事車両やコンクリートミキサー車が列をつくり基地の中に入っていった。名古屋から来県した北村静男さん(73)は、数日前に能登半島地震の被災地支援で現地を訪れており「被災地には物資が足りない避難所が多くある」と話した。強行される新基地建設の工事車両を前に「税金の使い方がおかしい。被災地の支援に使われるべきで、無駄な工事はやめるべきだ」と怒りをあらわにした。 (岩崎みどり)