うるま陸自訓練場計画への反対「保革を超え示す」　元石川市議OB会が発足、元市長や元自民党県議ら参加

　防衛省がうるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場整備を計画している件で、旧石川市の元市長や元市議らは24日、与野党を超え、計画断念を求めるため「元石川市議会議員OB会」を結成した。会長は、元石川市議・元自民党県議の伊波常洋氏（73）が務める。同会は「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」準備会へ加わり、伊波氏は準備会の共同代表に就任した。

　同日、うるま市石川地域活性化センター舞天館で発足会を開いた。24日時点で、旧石川市の元市長の金城秀吉氏や、県議の山内末子氏ら計22人が参加している。

　OB会は今後、「求める会」準備会の動きに合わせ署名活動を始めるほか、集会などへの参加を予定している。

　発足会終了後、伊波会長は「自分も自民党の議員として活動していたが、今回の計画については許せないということを保革を超えて示すべきだ」と述べた。計画の問題点として、訓練場予定地が住宅地に近すぎることや、計画決定の経緯が不透明で説明が不十分なことなどを挙げた。

（福田修平）