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水道メータ検針員が不正、架空の報告 宜野湾市の料金で過払い、利用者に返金へ 沖縄


水道メータ検針員が不正、架空の報告 宜野湾市の料金で過払い、利用者に返金へ 沖縄 水道(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 名嘉 一心

【宜野湾】宜野湾市の水道メーター検針で不適切な検針があったことが1日、分かった。市によると、検針業務を委託しているぎのわん水道サービス合同会社の検針員が一部地域で架空の数値を報告していた。市は今後、過払いが発生している利用者に返金するとしている。松川正則市長は「大変申し訳なく思う。今後、このようなことがないように対策を徹底する」と述べた。

 同社によると、1月末に12月分の検針票が届いていないとして来社した利用者の指摘によって、実際のメーター数値が検針員の報告値を下回っていたことが発覚した。その後、調査を実施し、1月と2月に同検針員が担当した4713件のうち93件で、報告された数値よりも実際の数値が下回っていた。

 検針員は担当地域を検針で回っていたものの、体調不良を理由に一部住宅などを訪れず、架空の数値を報告していたという。2月末時点で市内の水道利用件数は3万3111件あり、同社は全件の調査を過去にさかのぼって進めている。
  (名嘉一心)