辺野古住民訴訟「訴えに利益あるのか」 代執行訴訟終結受け、裁判長が国と住民に釈明求める 沖縄・那覇地裁


辺野古住民訴訟「訴えに利益あるのか」 代執行訴訟終結受け、裁判長が国と住民に釈明求める 沖縄・那覇地裁 那覇地裁
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 名護市辺野古の新基地建設に向けた設計変更申請で、県による不承認処分を国土交通相が取り消した裁決は違法だとして、辺野古周辺の住民らが裁決の取り消しを求めた抗告訴訟の第7回口頭弁論が5日、那覇地裁(福渡裕貴裁判長)で開かれた。

 国と県の承認代執行訴訟が終結したことが訴えにどう影響するかについて、福渡裁判長が住民らと被告の国に釈明を求めた。次回期日は5月28日に指定された。

 福渡裁判長は、代執行訴訟終結と国交相の代執行承認を踏まえ、「この二つは大きい。事実経過を踏まえ、訴えの利益があるのかないのか、それぞれの釈明を伺いたい」と述べた。