思い出と感謝を胸に 沖縄県内の公立中学校で卒業式 「一日一日が宝物」


社会
思い出と感謝を胸に 沖縄県内の公立中学校で卒業式 「一日一日が宝物」 仲間健校長(右)から卒業証書を受け取る卒業生=9日午前、那覇市の城北中学校
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 沖縄県内の多くの公立中学校で9日、卒業式が行われた。本年度に創立50周年を迎えた那覇市立城北中学校では同日、133人が慣れ親しんだ学びやを後にした。

 式では、担任教諭から一人一人名前を読み上げられ、卒業生たちは壇上で仲間健校長から卒業証書を受け取った。仲間校長は「半分以上をコロナ禍で過ごした50期生。困難な中、学校の顔として成長し、後輩をよくリードしました」とたたえた。

 卒業生代表は「私たちの中学校生活はほとんどマスクをしての日常だった。つらいことがあっても乗り越えられたのは、マスクをしていても分かる、大好きな友達の最高な笑顔があったから」と振り返り、「城北中学校で過ごせた一日一日が私たちの宝物です」と語った。体育祭や修学旅行、部活動など、3年間撮りためた写真を舞台上に投影して中学校生活を振り返る場面もあった。

 県内では8日に2校、9日に117校、10日に13校、12日に2校、13日に2校、15日に3校の公立中学校で卒業式が予定されている。特別支援学校(中学部)は各学校によって卒業式の日が異なる。

(高橋夏帆)