琉球新報社 那覇市松山の路上で16日、公務員男性（30）がバイクの2人組に現金4万円などが入ったバッグを奪われたひったくり事件で、那覇署は17日までに、窃盗（ひったくり）容疑で本島南部の男子高校生（18）と本島中部の建築作業員の少年（16）の計2人を逮捕した。捜査に支障があるとして、いずれの認否も明らかにしていない。
事件は16日午前3時25分ごろ、市松山の路地で男性の背後から走ってきた2人乗りバイクが男性に近づきバッグを奪い逃走した。男性にけがはなかった。
那覇署によると、通報を受け、署は現場一帯でパトロールを強化し、2人組の特定を急いだ。現場付近の公園で2人乗りバイクを発見、警察官が職務質問を試みたところ、2人組はバイクを放置し逃走した。その後の捜査で、逃走した2人組がひったくり事件に関与した疑いが強まったとして高校生らの逮捕に至ったという。関係者によると、現場付近の防犯カメラに男性の後ろから走行するバイクが映っていたという。
那覇署管内では昨年から繁華街を中心に強盗やひったくり事件の発生が続いていて、いずれも高校生を含む少年複数人が相次いで逮捕されている。
