宮古島署は28日、沖縄県外の警察官らをかたる男から、逮捕を免れるための保証金名目で現金を要求され、宮古島市の20代男性が現金582万円をだまし取られる特殊詐欺(オレオレ詐欺)事件が発生したと発表した。
宮古島署によると、2月中旬に男性の携帯電話に警察官を名乗る男から「あなた名義の携帯電話から大量の迷惑メールが送られ、詐欺の被害が発生している。逮捕することもできるが、保証金を支払えば、逮捕されない」との電話があった。検察官をかたる男からも、保証金の支払いを念押しする連絡があったという。
途中から男との連絡はSNSに移行し、男性は「捜査専用アカウント」を相手先にやり取りをした。