有料

別候補地反対なら連帯 陸自訓練場で「求める会」


別候補地反対なら連帯 陸自訓練場で「求める会」 雨の中、行き交うドライバーに感謝を表す参加者ら=12日、うるま市石川の石川橋
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【うるま】うるま市石川で計画されていた自衛隊訓練場建設に反対する「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」は12日、市石川の旭区公民館で幹事会を開いた。11日に木原稔防衛相が計画断念を表明したことの報告や、今後の方針について話し合った。共同代表を務める真壁朝弘うるま市議は、防衛省が旭区など地元の関係者に対して直接謝罪し、計画断念を伝えたことを明かした。 (2面に関連)
 会議の冒頭で、伊波常洋共同代表は11日の経緯を報告。県内の別の土地への整備計画が持ち上がる可能性に触れ、「当該地域の住民が反対するなら協力していく」と連帯を表明した。
 「求める会」の今後の方針について話し合われ、計画断念の目的を達成したため解散を求める声と、存続を求める声が出た。「求める会」は5月末をめどに、支援者らに活動報告などを行い、今後の在り方を決めることでまとまった。
 幹事会の開催を前に、「求める会」と有志は、訓練場計画の断念が達成されたことへの感謝をメッセージボードなどで伝えるスタンディングを市石川の石川橋で行った。 (玉城文)