同仁病院(浦添市)の山内裕樹院長(49)=医療法人八重瀬会理事長=がこのほど、東京医科歯科大学の臨床教授に就任した。同病院で2019年から後期研修医を受け入れてきた実績が認められた。沖縄で県外の医大の臨床教授を務めるのは珍しいという。
臨床教授は、病院で活躍し高度な医療技術を持つ医師が就任し、研修医や医学生の臨床実習を受け持つ。
同仁病院では、半年を任期として1人ずつ同大学から後期研修医を受け入れてきた。現在は11人目の研修医が山内院長の指導を受けつつ、診断や治療に当たっている。
就任は4月1日付。山内院長は股関節などの整形外科が専門で、特に力を入れて指導してきたという。「良質な医療の提供にも貢献してもらい、沖縄の医療レベルの向上につなげたい」と話している。
(宮沢之祐)