交流サイト(SNS)への投稿などで事件遺族を傷つけたことを理由に、国会議員で組織される弾劾裁判所から罷免判決を受けた元仙台高裁判事の岡口基一氏(58)が15日までに共同通信のインタビューに応じ、遺族に「傷つける意図はなかったが、十分配慮すべきだった。申し訳なかった」と改めて謝罪した。弾劾裁判に対しては「議員が本格的な事件を裁ける制度になっていない」と疑問を呈した。
弾劾裁判所判決によって3日の罷免後、取材に応じるのは初めて。過去の弾劾裁判は刑事事件や重大な職務違反が問われたものだったが、今回は裁判官による表現行為の是非が争われた初のケースだった。
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「申し訳ない」 遺族に謝罪 弾劾裁判、元高裁判事
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琉球新報朝刊