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沖縄ハワイ協が9000万円 マウイ火災 連合会に義援金贈呈


沖縄ハワイ協が9000万円 マウイ火災 連合会に義援金贈呈 ハワイ沖縄連合会の仲宗根ブランドン会長(左から3人目)らに目録を手渡す沖縄ハワイ協会の大城浩会長(同4人目)ら=18日、県庁
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 沖縄ハワイ協会(大城浩会長)は18日、米ハワイ州マウイ島西部での山火事被害の復興支援として県民から集まった義援金9073万166円を、ハワイに住む沖縄関係者で構成するハワイ沖縄連合会(仲宗根ブランドン会長)に寄付した。
 マウイ島では昨年8月に山火事が起き、住宅に燃え広がるなど甚大な被害が出た。同連合会によると、いまだに2500世帯の6千人が家を失ったままの状況という。規模は不明だが、県系人にも家を失い親戚や友人の家で生活している人がいる。
 同協会は「ちむぐくるプロジェクト」を立ち上げて2023年8月から24年3月末まで寄付を募り、個人や企業、自治体、県内の学校の生徒などから集まった。義援金はハワイコミュニティー財団が設立したマウイストロング基金に送り、復興に役立てられる。
 仲宗根会長は「たくさんの人がマウイに心を寄せてくれて感動している。ありがとうでは足りない」と感謝した。
 大城会長は「戦後、沖縄が復興する時にハワイに助けてもらった。県民の皆さんには、引き続きマウイ島の復興に気持ちを寄せてほしい」と話した。 
  (中村優希)