消費者庁は19日、実際よりも著しく安いかのように誇大に広告したことなどが特定商取引法違反に当たるとして、電子たばこ販売会社(那覇市)に、通信販売に関する3カ月の一部業務停止命令を出したと発表した。自社製品に架空のメーカー希望小売価格を付け、それより安く購入できると宣伝していた。
消費者庁によると、同社は少なくとも2023年11月~24年1月ごろ、楽天市場に出店しているショップの商品ページで、同社が販売していた電子たばこの価格に関し「メーカー希望小売価格14200円」の金額に取り消し線を引き、「5000円」と表示していた。あたかも同社と無関係な製造業者が設定した価格があり、それよりも著しく安く買えるかのように見せていたが、実際には架空の金額だった。