故障車のレッカーや修理のサービスを提供する日本自動車連盟(JAF)沖縄支部は、ロードサービス依頼が増えるゴールデンウイーク(GW)期間中、バッテリーやタイヤの状態を確認するよう呼びかけている。昨年の同期間中は、バッテリー上がりとタイヤのパンクが救援要請の半数以上を占めた。
同支部によると、昨年のゴールデンウイーク期間(4月29日~5月7日)にあった県内のロードサービス375件のうち、バッテリー上がりが最多の131件、次いでタイヤのパンクが77件だった。今年のGW前半の4月27~29日も、バッテリー上がりとタイヤのパンクでの救援要請が多いという。
バッテリーの平均寿命は2~3年程度。ロードサービス隊の内藤俊也班長は「ドライバーが気づかない間にバッテリーが劣化し、蓄電能力が下がり、エンジンがかからなくなるケースが多い」と話す。整備工場などでバッテリーの状態を見てもらうのが良いという。
また、縁石に乗り上げたり、くぎなどの異物が刺さったりしてタイヤがパンクすることが多い。対策にはタイヤの空気圧を十分にすることや、劣化で表面が摩耗したタイヤを使わないことがある。タイヤ表面のひびや残り溝で劣化具合が分かるという。
JAFは、バッテリーやタイヤの劣化がトラブルにつながるとして、定期的な検査や確認を呼びかけている。内藤班長は「久しぶりに使う車でのトラブルが多い。数カ月乗っていない車は整備工場などでまず点検してほしい」と話した。(狩俣悠喜)