自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会の活動報告集会で登壇者の話を聞く参加者ら＝11日、うるま市石川の石川保健相談センター
福田 修平 【うるま】うるま市石川への陸上自衛隊訓練場の整備計画を巡り、建設に反対する住民運動を進めてきた「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」は11日、市石川の石川保健相談センターでこれまでの活動の報告集会を開催した。計画が断念に至るまでの一連の運動が、なぜ大規模に発展したのかを確認し、共有するために開かれた。集会には主催者発表で約150人の市民らが参加した。
集会では訓練場の計画が浮かび上がった昨年12月から、計画断念が発表された今年4月11日まで、「求める会」が活動してきた内容を報告した。
同会事務局長の伊波洋正さんは「運動開始時に自衛隊の賛否を問うものではなく、訓練場を作ることは認めないことを一致点にした」と説明し、「これで世代や職業、イデオロギーに関わらず多くの人が運動に参入できた」と評価した。
（福田修平）
