23日午前7時半ごろ、羽田空港の駐機場で、出発しようとしていた札幌行き日航503便エアバスA350(乗客乗員計328人)と、駐機しようと入ってきた日航の別の同機種が接触した。それぞれ主翼の先端を損傷し、503便は欠航。けが人はいなかった。日航が詳しい状況や原因を調べている。
日航によると、駐機スポットでトーイングカーと呼ばれる車両を使い後進していた。別の機体も札幌行きの便で使用する予定で、隣のスポットに入ろうとした際、右主翼の先端を503便の左主翼先端に接触させた。
このトラブルで機体を差し替えて運航したため、503便が欠航し、一部の便に遅れが出た。
日航では1月2日に起きた海上保安庁機との衝突事故の他、国内外の空港で、管制官と機長らのやりとりを巡るミスが原因のトラブルが相次ぐ。今月10日には福岡空港で羽田行きの便が滑走路手前の停止線を越え、別の航空機が離陸を中止。日航機のパイロットが管制官による停止の指示を正しく復唱せず、管制官もその点を指摘していなかったことが判明した。
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羽田、駐機場で機体接触 日航機 トラブル相次ぐ
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琉球新報朝刊
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