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人口減少下での まちづくり紹介 新潟中越地震20年


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 68人が死亡した2004年の新潟県中越地震から10月で20年となるのを前に、人口減少下におけるまちづくりを考えるシンポジウムが25日、被災地の新潟県小千谷市で開かれた。宮崎悦男市長は、人口減少を見据えた上で若い世代が戻りたくなるような施策に力を入れていることを紹介した。
 地域安全学会が主催した。宮崎氏によると、当時約4万1千人だった人口は現在、約3万3千人。宮崎氏は、50年には約2万人になるとの見通しを示し「若者を呼び戻し、産業を維持して、安定した歳入を確保する」と訴えた。そのために地域振興策に取り組んでいると述べた。
 中越地震は04年10月23日午後5時56分ごろ発生。震源があった新潟県川口町(現長岡市)で最大震度7を記録した。