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幻のサメ「メガマウス」 高知・室戸市沖 捕獲後に死ぬ


幻のサメ「メガマウス」 高知・室戸市沖 捕獲後に死ぬ 定置網に入って捕獲された体長約6メートルのメガマウスザメ=24日、高知県室戸市(高知新聞社提供)
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 生態に謎が多く、幻のサメと呼ばれる「メガマウスザメ」が24日、高知県室戸市沖の定置網に入った。体長約6メートルの雌で、同市の三津漁港に運ばれたが、しばらくして死んだ。大阪市の水族館「海遊館」が研究などの目的で死骸を引き取った。
 同館などによると、メガマウスザメは太平洋やインド洋の深海に生息。大きな口でプランクトンを食べ、5メートル以上に成長する。国内の捕獲例は約35年前に発見されてから150~200例ほどあり、「日本近海での捕獲数は少なく、珍しい」という。 (高知新聞)