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「戦場にさせぬ」 2日に意見広告 県内2紙と朝日に


「戦場にさせぬ」 2日に意見広告 県内2紙と朝日に 6月2日掲載の沖縄意見広告について会見する(左から)野平晋作さん、大野和興さん、伊波洋一さん=27日、参議院会館
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 【東京】第15期となる新聞意見広告の主見出しは「他人ごとではない。オキナワは自分ごと。沖縄を、本土を戦場にさせない!」。広告運動に取り組む全国世話人会が27日、都内の参議院会館で会見し発表した=写真。来月2日に琉球新報、沖縄タイムス、朝日新聞の3紙に意見広告を掲載する。
 広告運動は2010年に始まり、辺野古の新基地建設の即時中止、断念などを訴え続けてきた。今回の広告には個人、団体を含め1万5813件の賛同があった。賛同者は昨年より約500件増加したという。会見にはピースボート共同代表の野平晋作さん、農業ジャーナリストの大野和興さん、参院議員の伊波洋一さんが出席した。
 伊波さんは、全国の空港や港で有事を想定した準備が進んでいる実態を指摘し「政府の進めている事態が、まだ見えていない全国の人にも強く訴える内容となっている」と15期の広告の特徴を説明した。
 意見広告の掲載後の6月9日午後1時から、東京都千代田区の日本教育会館で報告集会を開く。特別ゲストに作家の池澤夏樹さんを招いた講演もある。集会はオンライン視聴もでき、2日掲載の広告紙面に視聴のQRコードを掲示する。同運動の全国世話人会は引き続き賛同者を募っているという。 (斎藤学)