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基地機能強化に反対 北谷町 嘉手納爆音抗議集会


基地機能強化に反対 北谷町 嘉手納爆音抗議集会 基地機能強化に抗議の声を上げる集会参加者=5日、北谷町の米軍嘉手納基地第1ゲート前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団、沖縄平和運動センター、中部地区労働組合協議会の3団体は5日、北谷町砂辺の米軍嘉手納基地第1ゲートで「住民生活を破壊する基地機能強化に反対する市民集会」を開いた=写真。180人(主催者発表)が参加し、抗議の声を上げた。基地機能強化に反対する決議も採択した。
 決議では、外来機による爆音増加やPFAS汚染、常態化する嘉手納基地でのパラシュート降下訓練、住民地域に近い基地内への防錆(ぼうせい)整備格納庫建設などを「住民の生活を破壊し、断じて認められない」とした。無人偵察機の撤去や配備計画撤回も求めた。また自衛隊基地の強化も合わせ、「沖縄全体の軍事要塞(ようさい)化が進められている」と危機感を示した。
 第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の新川秀清団長は「戦後80年になろうとしているが、日常の生活は(基地に)奪われ続けている。基地の島はならん、と訴えていきたい」と団結を呼び掛けた。 (金盛文香)