【読谷】朝鮮半島から強制連行され、沖縄戦で犠牲になった元朝鮮人軍夫らを慰霊する「恨(ハン)之碑」の維持管理などをする「NPO法人沖縄恨之碑の会」は15日、読谷村の同村文化センターふれあい交流館で元軍夫と3月に逝去した共同代表の安里英子さんの追悼会を開催した。追悼会では出席者が元軍夫と安里さんに花を手向け、歌や琉球笛の演奏でしのんだ。
追悼会は村瀬名波の恨之碑で開催予定だったが、雨天でふれあい交流館で開催された。何我寺(ぬーがじ)の知花一盛副住職が読経した。
追悼式では出席者が安里さんへの思いなどを述べたほか、会の経過報告として、これまで所有者から借りていた碑の土地を購入したことなどが報告された。
5月25日の総会で新たに共同代表に就任した新垣仁美さんは「これからも継続的に追悼を続けていくために地域の皆さまの協力が必要だ。至らない点も多いがよろしくお願いします」とあいさつした。 (福田修平)
有料
恨之碑の会、安里英子さんしのぶ 読谷で朝鮮人元軍夫追悼式
![恨之碑の会、安里英子さんしのぶ 読谷で朝鮮人元軍夫追悼式](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/06/RS20240615G00220010100-scaled.jpg?resize=615%2C410&crop_strategy=smart)
この記事を書いた人
琉球新報朝刊
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/favicon-21x21.png)