有料

3周年に献血呼びかけ ネパール留学生団体 活動報告も


3周年に献血呼びかけ ネパール留学生団体 活動報告も 献血を呼びかけるサハ・ラフル・クマルさん(左端)=14日、那覇市
この記事を書いた人 Avatar photo 狩俣 悠喜

 県内在住のネパール人留学生サハ・ラフル・クマルさんが立ち上げた「ネパール献血者協会(NBDAJ)」は世界献血者デーの14日、那覇市の県庁前県民広場で団体設立3周年を記念して活動報告会を実施した。街頭では、道行く人々に献血への協力も呼びかけた。
 活動報告会では、県赤十字血液センターと合同で取り組んだ献血活動の様子を紹介した。大学や高校などで国際交流のイベントを開いた際に、献血を呼びかけた様子も写真を動画で紹介した。

 同協会は2021年に発足し、献血に協力してきた。ラフルさんは「献血は国籍に関係なくできる。多くの人に献血を呼びかけたい」とあいさつした。

 街頭で献血を呼びかけたブイチイ・ランさんは、出身地のベトナムで看護士をしていた。「病院では多くの血液が必要。患者の命を守るために献血したい」と話した。

 同協会は県赤十字血液センターと連携し、7月16、17の両日に那覇市役所1階で献血への協力を呼びかける活動を予定している。両日とも午前9時半~11時半と午後1~4時半に行う。

 (狩俣悠喜)