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「若者が島に戻ってくれる環境を」 那覇市・南部離島区、糸数さん4年越しの当選 沖縄県議選


「若者が島に戻ってくれる環境を」 那覇市・南部離島区、糸数さん4年越しの当選 沖縄県議選 当選確実の報道を受け、握手で支援者に感謝する糸数昌洋さん(右)=16日、那覇市泊の後援会事務所本部
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 那覇市・南部離島区で新人の糸数昌洋さん(63)=公明=が初当選した。2020年の前回選挙は、立候補を予定したものの新型コロナウイルスの影響で党が擁立を見送り、立候補を断念した。4年越しの当選に「4年前から心構えはできていた」と喜びを爆発させた。

 白保台一元衆議院議員の秘書として政治の世界に飛び込んだ。01年の那覇市議選で初当選し6期目の途中での挑戦だった。久米島町出身で「唯一の南部離島代表」として離島振興を前面に打ち出した。県内離島の多くは人口減少など数多くの課題を抱えている。選挙戦では離島苦解消に向けて柔軟で細やかな施策展開を図ると繰り返し訴えた。「人口減少の対策として、島外に出た若者が戻ってくれる環境を作りたい」と力強く語った。