改正地方自治法の成立に抗議する集会参加者ら＝19日、首相官邸前
明 真南斗 【東京】国の指示権拡大を盛り込んだ改正地方自治法が成立したことに抗議する「地方自治法『改悪』を許さない6・19首相官邸前抗議集会」が19日、首相官邸前で開かれた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが主催し「国と地方は対等だ」「沖縄のことは沖縄が決める」などと声を上げた。
関東ブロック運営委員の與儀睦美さんはマイクを握り「地方自治が切り崩される危機的な状況だ」と指摘した。「辺野古」県民投票の会元代表の元山仁士郎さんは「琉球列島への基地建設と重なる。地方自治体が軍事利用をやめてほしいと言った時に抑えつけるために（国の指示権が）使われるのではないか。不安だ」と訴えた。
県選出の赤嶺政賢衆院議員（共産）や高良鉄美参院議員（沖縄の風）、伊波洋一参院議員（同）のほか、社民党の福島瑞穂党首らもマイクを握った。
（明真南斗）
