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滑走路誤進入時に警報音 国交省 羽田事故受け対策


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受け、国土交通省が滑走路誤進入防止対策として、管制官の卓上画面に警報音を鳴らす機能を追加するなどのハード対策をまとめたことが22日、関係者への取材で分かった。24日に開かれる有識者を交えた対策検討委員会で議論し、同日中に中間とりまとめとして公表する。
 関係者や有識者委の資料によると、着陸機が接近する滑走路に別の機体が進入した際、管制官の卓上画面の色が変わり注意喚起する「滑走路占有監視支援機能」について、音も鳴るように仕様変更する考え。どんな音を鳴らすかや音量などについては空港ごとに細かく調整する必要があり、引き続き検討する。
 中間まとめには航空灯火の追加設置も盛り込む。滑走路に航空機がいると点灯し、進入しようとする他機に警告を与える「滑走路状態表示灯(RWSL)」を設置する空港や滑走路を増やす。