合格した私立大に支払う入学金の納入期限が早すぎ、入学辞退しても返金されないとして、有志グループ「入学金調査プロジェクト」が全国規模で実態調査を行うための費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。
困窮世帯の高校生らが受験先を絞らざるを得ない状況とみられ、改善につなげたい考えだ。
グループによると、全国大学生協連の新入生調査では、入学しなかった大学に1人当たり30万円前後を支払ったとのデータもある。第1志望の大学の合格発表前に、別に受けた大学の納入期限が設定されていることが一因とされる。
実態調査は18~20歳の大学生を対象に7月から始める予定で、来年1月の結果公表を目指す。今月末までCFサイト「For Good(フォーグッド)」で支援を受け付けている。
有志らは2021年、文部科学省にも要望書を提出した。
有料
私大入学金の実態調査へ 有志が計画、寄付募る
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琉球新報朝刊