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富士山火口で3遺体発見


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 静岡県警は26日、富士山の同県側の火口内で成人の登山客とみられる3人の遺体が相次いで見つかったと明らかにした。3人は別々の時期に入山した可能性があり、身元や死因を確認する。3人はそれぞれ離れた場所で倒れていたという。
 県警によると、東京都日野市の50代の男性会社員が21日夜、富士山に登山に出かけた後、行方不明になり、家族が23日午前6時ごろ110番。御殿場署山岳遭難救助隊が同日から捜索していた。登山者が遭難に備えて携帯する発信器の信号を受信して捜索中、3人を発見した。
 一方、山梨県警によると、富士山の山梨県側登山道「吉田ルート」の8合目付近で26日、前橋市のプロクライマー倉上慶大さん(38)が体調不良になり病院に搬送、死亡が確認された。