有料

議場でゲーム 小学生が指摘 宮城の町議、辞職勧告へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 宮城県大河原町で、男性町議が議場でスマートフォンゲームをしているのを議会見学の小学生が見つけ、感想文に「議員で働く人としていいのか」などと書いていたことが分かった。町議は16日の全員協議会で「深く反省している」と謝罪。会派の一つは辞職勧告決議案を提出するとしている。
 ゲームをしたのは議長経験もある佐藤貴久議員(73)。議会事務局によると、6月10日午前、町立小学校の6年生約30人が社会科の授業で一般質問を見学した。感想文のうち五つに「(ゲームの)ツムツムをしてる人がいた」「なんで話し合いの途中でツムツムをしている議員がいたのか分からない」などと書かれていたという。
 佐藤氏は16日の全員協議会で「議場でゲームをしたのは事実だが、本会議中にした記憶はない。しかし複数の小学生が見たと言っているから認める」と述べた。記者団には、脳の活性化のためほぼ毎日ゲームをしていると説明。「電卓を開こうとしてついゲームを触ったと思う」とも語った。