ひき逃げ事件多発 7月に8件、小中学生5人が被害 県警「必ず通報を」沖縄


ひき逃げ事件多発 7月に8件、小中学生5人が被害 県警「必ず通報を」沖縄 沖縄県警(資料写真)
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 7月30日午後1時55分ごろ、宜野湾市我如古の市道を走行していた普通乗用車が、自転車で市道を横断していた小学生の男児(11)と衝突する事故があった。男児は左太ももに打撲などを負った。宜野湾署によると、運転していた女性は男児に声を掛け安否を確認したが、現場から立ち去った。署はひき逃げ事件として、道交法違反(救護義務違反・事故不申告)と自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで捜査している。

 県内では7月に8件のひき逃げ事件が発生。このうち、6件が同月18~30日の2週間に相次ぎ、小中学生5人が被害に遭った。

 道交法では運転手は負傷者を救護し、警察へ通報することが義務付けられている。通報しなければ当て逃げやひき逃げ事件として捜査対象になる。県警は安全運転が前提とした上で「事故が起きた際は当事者間で解決せず、必ず通報を」と呼びかけている。