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上告受理求め署名と資金募る 石垣住民投票求める会


上告受理求め署名と資金募る 石垣住民投票求める会 原告の(左から)宮良麻奈美さん、川満起史さん、金城龍太郎さんら=7月31日、石垣市
この記事を書いた人 Avatar photo 照屋 大哲

 【石垣】石垣市の陸上自衛隊配備を巡る住民投票で、市民3人が住民投票できる地位にあることを確認する住民訴訟を巡り、原告側の「石垣市住民投票を求める会」(金城龍太郎代表)は7月31日、最高裁に上告を受理するよう求めるため、署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で署名活動を開始した。8月31日まで。

 訴訟支援のためのクラウドファンディングも始めた。集まった署名は9月6日に最高裁に提出し都内で集会も開く。

 同会は31日に市内で記者会見し、原告の金城代表は「受理されて、僕らの訴えが認められることを目指している」と述べた。その上でスポーツに例えて「裁判所は審判。ルールブックとは違う判断をした審判に僕らは控訴や上告をしている状態だ」と説明し、多くの署名協力を呼びかけた。

 同じく原告の川満起史さんは「最高裁までいくとは思っていなかった。もっと早く司法が正しい判断をすると思っていた」と述べ、「最高裁が市民の声を聞くんだという姿勢を示してほしい」と強調した。

 同じく原告の宮良麻奈美さんは「石垣市だけの問題ではなく、全国に関わってくる問題だ」と訴えた。

 (照屋大哲)