旧盆最終日のウークイ(送り日)を迎えた18日、沖縄県内各地では、家族や親戚らが集まり、ウヤファーフジ(ご先祖)をグソー(あの世)に送り出した。
那覇市首里の金城眞徳さん(82)宅では、子や孫ら10人が集まった。眞徳さんが「金城家の家庭繁栄を願って見守っていてください」とうちなーぐちで先祖に語りかけ、皆でトートーメー(位牌)に向かって手を合わせた。
県外に住む孫のひなたさん(26)もテレビ電話越しに手を合わせ、ウチカビ(あの世のお金)を焼く様子を見守った。「お盆のタイミングで帰れなかったが、ご先祖さまにあいさつしないと気持ちよく過ごせないので参加できてよかった」と話した。
(中村優希)