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舞踊最高に32人が合格 <琉球古典芸能コンクール>


舞踊最高に32人が合格 <琉球古典芸能コンクール>
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 第58回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の舞踊最高部門の審査が26日から30日まで、那覇市の琉球新報ホールであった。48人が応募、46人が受験し、32人が合格した。

 合格率は69・5%だった。棄権者2人、失格者4人。

 合格者は次の通り。(敬称略)

 仲西紋音(浦添市)與那嶺なつき(沖縄市)松元美菜乃(中城村)垣花彩絵(糸満市)亀谷真亜玖(浦添市)伊良波輝人(南城市)神谷貞子(八重瀬町)仲村和佳乃(沖縄市)長嶺真理(那覇市)小波本美乃利(八重瀬町)瑞慶山藤野(金武町)山田恵子(読谷村)新垣楓華(那覇市)米須祥乃(宜野湾市)山城誠(読谷村)中村怜(南風原町)斎藤真奈美(沖縄市)金城愛里(西原町)真栄城優子(那覇市)幸地怜菜(南城市)上原茉桜(南城市)大城千夏(名護市)屋良佳音(読谷村)仲宗根あい(那覇市)玉城亜里沙(西原町)眞鶴星奈(うるま市)佐藤究(神奈川県)幸地百々果(南城市)宮平真紀(宜野座村)根間彩奈(八重瀬町)渡名喜汐梨(西原町)佐久間華奈子(沖縄市)

審査講評 大事な所作の意味分からず

 「諸屯(しゅどぅん)」は「三角目付」「枕手」「抱き手」など大事な所作の意味が分かっていないような踊りだった。出羽(んじふぁ)の立ち方で足が歌にかかっているのが気になった。踊りが崩れている。「柳」は小道具の扱い方が気になった。道具を取る際にすり足を忘れて走っている人がいた。踊り終わりと道具の位置に気を付けて。

 「浜千鳥」は手首のあてがない。指の使い方など気をつけて、いそいそと踊ってほしい。「高平良万歳(たかでーらまんざい)」は、つえの意味を忘れているような持ち方だった。二重ガマクが使えていない。深みのある踊りを。先生も所作の意味からしっかり教えてほしい。

 (我那覇則子、古謝弘子、玉城靜江、照屋正江、渡嘉敷栄子、根路銘広美、冨里敬子、前川ケイ子、宮城園美、山入端直美)