インフル注意報継続 沖縄県内、学校感染広がる


インフル注意報継続 沖縄県内、学校感染広がる 那覇市街地
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沖縄県は20日、56定点医療機関から9~15日に報告があったインフルエンザの患者数が定点当たり16・52人だったと公表した。前週より5・34人増え、3週連続の増加となった。定点当たり10人以上が発令基準となるインフルエンザ注意報は8月9日以来、7週連続で発令が続いている。
 県感染症対策課によると、年齢別では5~9歳の患者報告数が急増しており、全体の27%を占めた。夏休み明けの学校で感染が広がり、県教育庁によると、この週に小中校18校で学級閉鎖、小学校2校と特別支援学校1校で学年閉鎖があった。
 全国の定点当たり患者数は0・51人。1人を超えた都道府県はなく、沖縄が際立って多い。
 2019年と昨年も、この時期に感染が拡大した。同課は換気や手洗い、咳エチケットなど予防の強化を呼びかけている。一方、同期間の新型コロナウイルスの県内新規感染者数は定点当たり2・05人。10週連続で減り、今年の最少を更新した。 (宮沢之祐)