【千葉】ジャーナリスト、映画監督の三上智恵さんの最新作「戦雲」上映会と講演会が21日、千葉県の松戸市民会館で開かれた。三上さんは先島を中心とする自衛隊強化の現状を説明し「テレビで報道されない実態を映画の形で全国に伝えたい」と語った。
松戸「沖縄とつながろう!」実行委員会の主催。講演で三上さんは撮影した1500時間の素材を2時間に収めるに当たり、残せなかった場面や映画に生かした場面、人物への思いを語った。
観客に向けては「映画を見て、ここにいる人も“目撃者”“当事者”になった。一緒に行動してもらいたい」と沖縄の現実に声を上げるよう促した。映画は宮古、石垣、与那国を舞台に、自衛隊配備に対する住民の心の動きなどを追った。
(金城潤)