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細田博之さん死去 2002年に沖縄相、振興策に携わる


細田博之さん死去 2002年に沖縄相、振興策に携わる
この記事を書いた人 Avatar photo 梅田 正覚

 10日に死去した前衆院議長の細田博之氏は、2002年に沖縄担当相に就任するなど沖縄との関わりも深かった。沖縄科学技術大学院大学(OIST)を支援する「OISTの未来を考える議員連盟」に携わり、13年から20年まで沖縄を支援する自民党議員でつくる美ら島議員連盟で会長を務めるなど、沖縄振興政策に長年関わってきた。細田氏の前後に美ら島議連会長を務めるのは岸田文雄首相。

 細田氏は21年の本紙インタビューで、通産官僚時代に日本復帰を見据えて沖縄振興開発金融公庫の設立を提案した時から、沖縄との関わりが始まったと紹介。

 復帰前の沖縄に米国の石油メジャーや半導体大手などの外資が進出し、復帰後に国内市場を席巻する恐れがあるとして、政府が進出を阻む政策を展開したことも明らかにしていた。

 (梅田正覚)