発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が那覇市泉崎の県庁の地下駐車場から流出し、久茂地川まで流れ込んだ問題について、宮城力総務部長が27日午後に記者会見し詳細を公表した。宮城部長は本来ならば6月に泡消火剤が放出された時点で公表するべきだったとして「速やかに県民に情報を共有するべきだった。危機意識が足りなかった」と陳謝した。
玉城知事に対しての報告は、外部流出が判明した後の9月15日だったという。玉城デニー知事は27日未明、県議会9月定例会で「県民の皆さまに、多大な不安を与え、報告が遅れたことをおわびする」と謝罪した。(沖田有吾)