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南風原町喜屋武~南城市玉城の約7.4キロの「南部東道路」、一部を国直轄化で調整 沖縄県議会で質疑


南風原町喜屋武~南城市玉城の約7.4キロの「南部東道路」、一部を国直轄化で調整 沖縄県議会で質疑 イメージ写真
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 沖縄県議会9月定例会は10日、一般質問3日目の質疑があった。
 南風原町喜屋武から南城市玉城垣花までを結ぶ高規格道路「南部東道路」整備事業を巡り、那覇空港自動車道との乗り入れ部について前川智宏土木建築部長は「委託という形で協力依頼できないか調整している」と国の直轄事業化を目指す方針を明かした。大城憲幸氏(無所属の会)に答弁した。
 乗り入れ部の国直轄事業化については2022年11月に南城市の古謝景春市長が池田竹州副知事に要請していた。
 南部東道路は南風原町喜屋武~南城市玉城垣花の約7・4キロを結び、那覇空港自動車道に連結する。県が主体となり、11年に事業に着手した。県によると全体事業費は22年度末時点の概算で421億円、進捗(しんちょく)率は事業費ベースで約46%にとどまる。
 県は当初26年度の開通としていたが20年代後半までずれ込んでいる。前川部長は事業完了の遅れについて「用地取得難航や予算獲得などが課題となっている」などとした。(佐野真慈)