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「沖縄の中だけに押し付けおかしい」岩国市議会議長、普天間飛行場に 池田副知事は「感謝」


「沖縄の中だけに押し付けおかしい」岩国市議会議長、普天間飛行場に 池田副知事は「感謝」 岩国市議会の桑原敏幸議長(右から3人目)ら市議団と面会する池田竹州副知事(同4人目)=11日、県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 梅田 正覚

 沖縄県の池田竹州副知事は11日、米軍岩国基地(山口県)がある岩国市議会の桑原敏幸議長らと県庁で面談した。「沖縄の基地負担軽減を考える議員有志の会」の代表世話人でもある桑原議長は「普天間飛行場を沖縄の中だけで押し付けるのはおかしい。沖縄の基地負担を全国で考えたい。全国に沖縄をサポートする仲間がいる」と述べ、協力を申し出た。

 池田副知事は「協力に感謝する。連携できるところはお願いしたい」と述べた。

 桑原議長は負担軽減の一例として普天間飛行場に配備される24機のMV22オスプレイは、分散配備ができる可能性もあると説明。「まずは国と米軍が話して、その後に受け入れ可能な自治体と負担軽減のために話し合う。それが一番いい。基地を抱える各自治体にお願いすればむげに断らない」と話した。

 池田副知事は7月22日に岩国市で開かれた「有志の会」第2回会合に参加した。会合には在日米軍施設がある自治体を中心とする25県市町から約150人の議員や首長らが出席した。県内からは宜野湾市の松川正則市長も参加した。桑原議長は次回会合を沖縄で開催する意向を示した。

(梅田正覚)