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陸自オスプレイ、石垣に再飛来 県の要請を再び無視 西部方面総監「極めて有益な装備」


陸自オスプレイ、石垣に再飛来 県の要請を再び無視 西部方面総監「極めて有益な装備」 日米共同訓練で新石垣空港に着陸した陸自のV22オスプレイ=24日、石垣市
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 【石垣】陸上自衛隊と在沖米海兵隊などによる日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」の一環で、陸自の輸送機V22オスプレイ1機が24日午前11時23分ごろ、石垣市の新石垣空港に着陸した。県内初飛来だった19日に続き2回目。新石垣空港を使用しないよう求めていた県の要請を再び無視した形となった。

 24日午後、石垣駐屯地であった記者会見で陸自西部方面総監の山根寿一陸将は日本を取り巻く安全保障環境は厳しいとして、防衛力の抜本的強化と日米同盟をより強固にしていくことが必要不可欠との認識を示した。

 訓練の成果の一つにオスプレイの運用を上げ、自衛隊にとって「極めて有益な装備だ」とした。相次ぐ事故で不安視する見方もある中で「さまざまなご意見があることは承知している」としつつ、今回の訓練で「運用の実効性を高めることにつながった」と意義を述べた。

 山根陸将と共に会見したジェームズ・ビアマン第3海兵遠征軍司令官も訓練を評価した。両氏は会見後、握手を交わした。

(照屋大哲)