軍事化反対 きょう県民大集会 奥武山公園、市民団体などが結集


軍事化反対 きょう県民大集会 奥武山公園、市民団体などが結集 23日の県民平和大集会に向けて記者会見をする「沖縄を再び戦場にしない県民の会」のメンバー=17日、県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 小波津 智也

 沖縄で進む日米両政府による軍事化に反対し、平和への思いを発信する「11・23県民平和大集会」が23日正午から、那覇市の奥武山公園陸上競技場で開かれる。

 県内の幅広い市民団体からなる「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」が主催。催しを通じて地域や世代を超えた連帯を図り、対話を重視した新たな平和運動の在り方を模索する。

 メイン集会は午後2時に始まり、軍事化にあらがう各地の市民が現状報告し、戦争体験者や若者もメッセージを発信する。玉城デニー知事も参加し来賓あいさつを述べる。

 正午には音楽コンサートが開かれるほか、会場ではメッセージカードを貼り合わせて大きな魚を描く参加型アートも体験できる。午後6時45分からは、パレット市民劇場で国内外からの参加者を交えた集会も開かれる。

 昨年末に閣議決定された安保関連3文書によって、沖縄での軍事拡大への動きに危機感を抱いた有志が2月に県民広場で緊急集会を開催。これをきっかけに幅広い地域や世代による新たな平和運動をつくろうとする機運が高まり、7月に「県民の会」が結成された。
(小波津智也)