明 真南斗 鹿児島県の屋久島沖で米軍横田基地所属の米空軍輸送機ＣＶ22オスプレイが墜落した事故を巡り、木原稔防衛相は1日の閣議後会見で、米側から「日本に配備されている全てのオスプレイは徹底的かつ慎重な整備と安全点検をした上で運用されている」という説明を受けたと明らかにした。
木原氏は11月30日にラップ在日米軍司令官に対して「捜索救助活動を行う機体を除き、飛行に関する安全が確認されてから飛行するよう」要請していた。
米側からはＣＶ22オスプレイは現時点で飛行していないという報告もあったという。要請以降も普天間飛行場でオスプレイの飛行は続いていることについて「飛行安全の確認について十分な説明がない中、オスプレイが飛行していることに懸念を有している」と述べた。
明確に飛行停止を求めるべきではないか問われたが「飛行に関する安全が確認されなければ飛行しないでくれということを明確にしながら説明を求めていきたい」と述べるにとどめた。
防衛省によると、木原氏の要請後から今朝までに少なくとも普天間飛行場で海兵隊のＭＶ22が10回、嘉手納基地では海軍のＣＭＶ22が4回、離着陸している。事故後からは海兵隊のＭＶ22が普天間飛行場で46回、嘉手納飛行場で4回、米海軍のＣＭＶ22が嘉手納飛行場で6回離着陸している。（明真南斗）
