連合沖縄(仲宗根哲会長)は5日、那覇市の県民広場で2024年の春季生活闘争(春闘)開始宣言集会を開いた。30年ぶりとなる水準の賃上げを実現した昨年以上の取り組み強化を確認し、「人への投資・賃上げ」を起点とした経済の好循環などを目指す宣言を採択した。
県内でも昨年は高水準の賃上げが実現したものの、物価高で実質賃金はマイナスのまま。コロナ禍からの経済回復の中で人手不足が課題となっている。
仲宗根会長は「政労使で構造的改革への機運は高まっていると思う。持続可能な賃上げにつなげていこう。物価高に負けない賃上げを獲得しよう」と、5%以上の賃上げへ取り組み強化を呼びかけた。参加者は「みんなで賃上げ。ステージを変えよう」のスローガンを声に出して確認した。(謝花史哲)