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地域医療基金に 36億円財源確保/県北部医療組合議会


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 【北部】公立北部医療センターの整備に取り組む県北部医療組合議会(議長・末松文信県議)の定例会が16日、名護市の北部合同庁舎で開かれた。実施設計や組合運営に必要な総額5億2850万円の2024年度当初予算案や組合職員を1人増とする議案など3議案を全会一致で可決した。
 同日の一般質問で、西銘真助氏(伊平屋村議)は、組合の事業収入や補助金などの収入確保について質問。
 組合副管理者の池田竹州副知事は「地域医療介護総合保険基金について、厚労省と県との間で調整し、36・6億円(うち国費24・4億円)の内示があり、一定の財源を確保できたと考えている」と答弁した。
 北部医療センターの整備費用は、2023年の基本設計時点で389億3千万円で、うち財源となる地域医療介護総合確保基金は18億円だったが、今回の増額で54億6千万円となる。 (金城大樹)