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南大東沖の訓練区域、夜間に使用 空域排除されず、普天間や嘉手納で夜の離着陸も 防衛省


南大東沖の訓練区域、夜間に使用 空域排除されず、普天間や嘉手納で夜の離着陸も 防衛省 防衛省(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 防衛省は19日、沖縄県南大東村の南東沖に設定されている米軍の「W184(インディア・インディア)訓練区域」の使用時間について、従来の午前6時~午後6時から、午前11時~午後11時に変更することで米側と合意したと発表した。日米合同委員会での合意。防衛省によると、米海軍が訓練の必要性があるとして時間の変更を申し出て日本政府が受け入れた。

 防衛省関係者によると、主に想定しているのは水域での艦艇などの訓練。ただ、空域も夜間利用は排除されておらず、普天間飛行場や嘉手納基地周辺での夜間離着陸につながる恐れがある。

 日米合同委では、キャンプ・ハンセンの一部土地(約4700平方メートル)について米軍が使用する必要がなくなったとして6月までに返還することも了承を得た。嘉手納弾薬庫地区・知花地区については川の氾濫被害を避けるために施設配置を定めたマスタープランの更新にも合意した。

 (明真南斗)