有料

佐賀駐屯地工事 来月に住民訴訟 陸自オスプレイ配備


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイの佐賀空港配備に向けた駐屯地の建設工事を巡り、防衛省への佐賀県有地の無償貸与などは条例に違反するとして、県民有志が23日、住民訴訟を佐賀地裁に起こすと明らかにした。住民監査請求が19日に棄却されていた。5月上旬ごろに提訴する。
 住民監査請求者らが佐賀県庁で記者会見し、佐賀県が防衛省に使用を許可した、駐屯地と空港を含む周辺地域の排水対策のための工事が進む県有地が、空港の外にあると主張。
 空港条例を適用して、土地の使用を許可し、使用料を全額免除することはできないと指摘した。県民財産に約8億8900万円の損害が生じているとして、九州防衛局に請求するよう、佐賀県に求める。