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嘉手納不発弾 周知短くおわび 防衛相


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】米軍嘉手納基地内で25日夜に実施された不発弾処理を巡り、木原稔防衛相は26日の閣議後会見で、周知期間の短さについて問われ「緊急的な避難要請という結果につながったことについて大変申し訳なく思っている。地域の安全を第一としたもので、ご理解を頂きたい」と答えた。
 不発弾について「国道58号や嘉手納町役場も所在する住宅地域に近い場所で発見され、雨による土砂崩れで危険性が高まる恐れがあり、早急な処理が必要となる状況だった」と説明した。
 23日午後5時ごろに発見され、翌24日午前9時ごろに米軍から沖縄防衛局に通報があったと明かした。嘉手納町や県警とも調整した上で「実施可能な最速のタイミングを検討してもらって25日に実施することになった」と述べた。
 防衛局は不発弾処理前日の24日午後11時すぎに処理の予定や避難の必要性、交通規制の計画を公表した。住民への周知は処理当日の25日となり、現場では渋滞が発生した。 (明真南斗)