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志賀原発建屋の健全性確認


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 北陸電力は26日、能登半島地震で被災した志賀原発1、2号機(石川県、停止中)の原子炉建屋や設備の健全性に問題はなかったと発表した。一方、2号機の発電機やタービンの羽根に接触痕や変形が見つかり、今後補修するとしている。
 北陸電によると、原子炉建屋内の地震計の記録を基に、建屋や安全上重要な設備に加わった力や加速度を分析した。その結果、旧原子力安全・保安院時代に想定した加速度600ガルを一部で上回ったが、現在の想定千ガルは下回ったとしている。
 2号機のタービン建屋にある発電機と四つのタービンのうち二つを調べた結果、地震が原因とみられる接触痕や破損、変形などが見つかった。
 能登半島地震では志賀町で震度7、1号機地下で震度5強を観測した。